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狩猟ナイフとカッターの使い分け

血抜き・はらわた出しは狩猟ナイフ、解体や皮を切る作業はカッターナイフ——現場での刃物の役割分担と、おすすめのカッターを解説します。

狩猟用ナイフとカッターナイフの使い分けのアイキャッチ画像

獲物を扱うとき、いちばん手が届く道具のひとつが刃物です。

グループ猟の持ち物チェックリストにも載っていますが、現場に着いてから「刃、研いでなかった」と気づくと、作業のたびにストレスになります。ここでは、狩猟ナイフとカッターナイフの使い分け——血抜き・はらわた出し・解体・皮を切る作業——をまとめました。

狩猟ナイフとカッターナイフの使い分け
狩猟ナイフとカッターナイフの使い分け

腰にぶら下げて携行する

狩猟ナイフは、腰のベルトやホルスターにぶら下げて持ち歩くのが一般的です。両手を空けたまま移動でき、獲物を扱うときにすぐ取り出せます。

鞘やホルスターがしっかりしていて、走ったりしゃがんだりしても抜け落ちないか、シーズン前に一度確認しておきましょう。刃先が服やベルトに当たらない位置で固定できるかも、合わせて見ておくと安心です。

狩猟ナイフの主な用途

現場では、狩猟ナイフの用途はおおむね次の2つに絞られます。

血抜き

獲物の血を抜く作業です。刃先を刺し入れる位置や深さは、対象種や現場のルールに合わせて行います。切れ味が落ちていると、余計な力がかかり、作業時間も長くなります。

はらわた出し

内臓を取り出す作業です。皮膚や筋肉を傷つけすぎないよう、刃の入れ方に慣れておくと、その後の解体や運搬が楽になります。

どちらも、手袋を外して素手で行うことが多いです。グリップが手に馴染むか、柄が握りやすいか——実際に使ってみる価値があります。

解体はカッターナイフのことが多い

解体まで狩猟ナイフで行うこともありますが、肉を分ける工程はカッターナイフで行うことが多いです。

カッターナイフは刃を交換できるので、切れ味を維持しやすいのが利点です。狩猟ナイフは血抜きとはらわた出しに専念し、解体以降はカッターに任せる——こう役割を分けると、それぞれの刃の消耗も抑えられます。

解体用のカッターナイフは、100均のものでも十分使えます。ただ、刃の固定がしっかりしているネジロック形状のほうが、作業中に刃がずれにくく、おすすめです。

オルファ(OLFA) 大型カッター 万能L型 11B ネジロック
オルファ(OLFA) 大型カッター 万能L型 11B ネジロック

オルファ(OLFA) 大型カッター 万能L型 11B ネジロックは、替刃式で手に馴染みやすい定番タイプです。肉を分ける解体用のカッターとして、参考にしてみてください。

皮を切るならフックブレードのカッターがおすすめ

皮を剥く・切る作業には、刃先が湾曲したフックブレード(羊角型・フック型の替刃)のカッターが向いています。皮の表面に刃を当てて引き寄せる動きがしやすく、直線刃より滑りにくい場合があります。

AAGWW 折りたたみ式カッターナイフ(フック刃・台形刃付き)
AAGWW 折りたたみ式カッターナイフ(フック刃・台形刃付き)

AAGWW 折りたたみ式カッターナイフ(フック刃・台形刃付き)は、本体に加えて替刃が複数枚付属するタイプです。フック型の替刃で皮を切るのに使います。狩猟ナイフ1本ですべての工程をこなすより、皮を切る作業が楽になることがあります。

※リンク先はAmazonの商品ページです。在庫や価格は変動する場合があります。

シーズン前にやっておきたい手入れ

  • 狩猟ナイフの刃を研ぐ(または研ぎ屋に出す)
  • 鞘・ホルスターの緩み、ほつれを確認する
  • カッターナイフの替刃の残数を確認し、足りなければ補充する
  • 使用後は泥や血を洗い落とし、ナイフは乾かしてから鞘に収納する

装備全般の点検はシーズン前の確認リストも参考にしてください。

使い分けのまとめ

  • 血抜き — 狩猟ナイフ
  • はらわた出し — 狩猟ナイフ
  • 解体(肉の分割) — カッターナイフ
  • 皮を切る — フックブレードのカッター

使い分けの形は、猟場や仲間との慣習によってさまざまです。大切なのは、「この工程にはこの刃」と役割を決めておくことです。迷わず動けるぶん、獲物の扱いも安全に進みやすくなります。

新しいナイフやカッターを試した日は、HuntLogのイベント備考欄に「装備メモ」として残しておくと、シーズン末に「この組み合わせが合っていた」と振り返れます。