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狩猟に関する法律の基礎知識
狩猟を始める・続けるうえで押さえておきたい主要な法律、免許・届出、現場で守るべきルールの概要を解説します。

狩猟は、自然の中で鳥獣を捕獲する活動ですが、「好きな場所で、好きなときに」できる趣味ではありません。国や都道府県のルールのなかで、資格と許可を得たうえで行う、法律で定められた活動です。
初めての方はもちろん、経験者でも改正や届出のタイミングを見落としがちです。ここでは、狩猟に関わる法律の全体像と、現場で特に意識しておきたいポイントを整理します。

※本文は一般的な参考情報です。具体的な手続きや解釈は、所属団体・都道府県・警察・関係機関の最新案内を必ずご確認ください。
狩猟に関わる主な法律
狩猟者が日常的に意識するのは、おもに次の2つです。
鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律
通称「鳥獣保護管理法」です。狩猟免許、狩猟者登録、狩猟期・狩猟区域、捕獲の方法、届出など、狩猟そのもののルールを定めています。
銃砲刀剣類所持等取締法
通称「銃刀法」です。猟銃・空気銃の所持許可、携行、保管、銃砲刀剣類一斉検査(銃検)など、銃器の管理に関する規定が中心です。
このほか、天然記念物の保護、特定の鳥獣に関する条例、土地の立ち入りに関するルールなど、猟場や対象種によって追加で確認が必要になることもあります。
資格と登録
狩猟を行うには、おおむね次の手続きが必要です。
- 狩猟免許 — 都道府県知事の免許。試験合格後、有効期間内に更新が必要
- 狩猟者登録 — 狩猟免許とあわせて行う登録。登録証の携行が求められる
- 猟銃・空気銃の所持許可 — 銃刀法に基づく許可。銃検や更新手続きを定期的に実施
「免許があるから何でも狩っていい」わけではありません。狩猟できる期間・場所・対象・方法は、それぞれ別のルールで細かく定められています。
狩猟期・狩猟区域・対象種
鳥獣保護管理法では、種類ごとに狩猟期が定められています。シーズン外の捕獲や、対象外の鳥獣の捕獲は原則として認められません。
狩猟区域も都道府県ごとに指定されています。自分が登録している区域のほか、他団体の猟場に入る場合は、利用許可や入猟届など、別途の手続きが必要になることがあります。
猟場に入る前に、次の3点を確認する習慣をつけておくと安心です。
- 今日は狩猟期か(対象種ごと)
- この場所は狩猟してよい区域か
- 使える銃器・弾薬・方法は何か
捕獲届と記録
鳥獣を捕獲した場合、原則として捕獲届の提出が必要です。届出先や期限、様式は都道府県のルールに従います。
捕獲頭数の報告や、年度末の集計、銃検・所持許可の更新時の説明資料などでも、日付・場所・種類・頭数の記録が役立ちます。狩猟記録を付けるべき5つの理由で触れたように、紙の日誌でも構いませんが、HuntLogのように活動ごとに残しておくと、あとから期間を指定して振り返りやすくなります。
現場で特に守りたいこと
法律違反になりやすいのは、意図的な不正だけではありません。うっかりや勘違いでも問題になることがあります。
- 狩猟期・区域・対象種の確認漏れ
- 捕獲届の提出忘れや期限超過
- 許可されていない方法・装備の使用
- 銃器の携行・保管ルールの不遵守
- 他人の土地への無断立ち入り
安全面では、銃口の扱い、実包の管理、仲間との連携も法律・安全規則の両方に関わります。複数人で猟を行なう場合は、位置共有で連絡を減らし、狩猟そのものに集中できる環境を整えておくのも有効です。
都道府県・所属団体ごとの違い
鳥獣保護管理法は全国の枠組みですが、届出の様式、猟場の運用、捕獲の報告方法などは都道府県や狩猟者団体によって運用が異なります。
「去年はこうだった」ではなく、シーズン前に所属団体の案内、都道府県の狩猟関係ページ、警察の銃器手続きの案内を確認する——この習慣がいちばん確実です。シーズン前の確認リストもあわせてご活用ください。
記録は、法令遵守の助けになる
法律のすべてを暗記する必要はありません。ただ、活動のたびに「いつ・どこで・何を・何頭」を残しておくと、届出の整理や年度の振り返りが楽になります。
HuntLogでは、狩猟・有害鳥獣捕獲・射撃練習・銃検・許可更新などをイベントとして記録できます。使い方はHuntLogのはじめ方をご覧ください。
狩猟はルールのある活動です。そのルールを理解したうえで、安全に、そして長く続けていく——記録は、そのための身近な道具のひとつです。
