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トロ舟って知っていますか?
軽トラの荷台に積まれたトロ舟は、コンクリート作り用の器が猟師の獲物運搬に転用された道具。荷台を汚さず運ぶ理由と、猟師の軽トラを見分ける目印を解説します。

猟場の駐車場や林道の脇を走る軽トラを見かけたとき、荷台に載っている黒やグレーの「舟のような容器」に気づいたことはありませんか。
それがトロ舟(プラ舟)です。建設現場ではセメントに水・砂・砂利を混ぜてコンクリートを作るための器として使われますが、猟師のあいだでは獲物の運搬用として定番の道具になっています。

トロ舟とは
トロ舟は、底が浅く幅のあるプラスチック製の容器です。正式には「モルタル舟」「プラ舟」とも呼ばれ、DIYや建設現場でコンクリートやモルタルを混ぜるために使われます。
一般的な特徴は次のとおりです。
- 耐衝撃性のプラスチック(PPなど)製
- 持ち手がついており、二人で持ち上げやすい
- 容量は50〜100リットル前後のものが多い
- ホームセンターやAmazonで手に入る
猟師にとっては、建設資材ではなく獲物を運ぶための容器として使われます。
猟師はなぜトロ舟を使うのか
獲物をそのまま軽トラの荷台に載せると、泥や血、体液で荷台が汚れやすくなります。猟期を通して何度も使う荷台が汚れたままだと、洗浄の手間はもちろん、臭いや錆の原因にもなります。
トロ舟に獲物を入れ、そのまま荷台に載せて運べば、汚れは舟の中に閉じ込められるため、荷台本体を比較的きれいに保てます。狩猟後はトロ舟だけを下ろして水洗いすればよく、日常使いの軽トラを猟用に切り替えるときにも手間が少なく済みます。
グループ猟の持ち物にナイフやロープを揃えるのと同様、車まわりの装備も現場の負担を左右します。
軽トラ+無線機+トロ舟=猟師?
猟師の軽トラには、よく次のような組み合わせが見られます。
- ルーフやフロントに無線機のアンテナ
- 荷台にトロ舟
この2つがそろっていれば、「猟に出ている車かもしれない」と見分けがつく場面も多いでしょう。もちろん、建設関係の方もトロ舟を使いますし、無線機を付けている一般の方もいます。ただ、林道脇の軽トラでこの組み合わせを見かけたら、猟師である可能性は高い——そんな目印として覚えておくと、現場での気づきにもつながります。
選ぶときのポイント
トロ舟は容量とサイズで選ぶのが基本です。
- 容量 — イノシシやシカの成獣を載せるなら、60〜80リットル級が無難なことが多い
- サイズ — 軽トラの荷台幅・長さに収まるか確認する
- 材質 — 耐衝撃性PPなど、ひび割れしにくいものを選ぶ
- 重さ — 空の状態でも数キロあるため、持ち運びやすさも考慮する
使い始めのときは、荷台に載せた状態で固定(ロープやゴムバンド)が必要かどうかも、実際に試して確認しておくと安心です。
おすすめの1つ
リス プラ舟 80は、容量79リットル・耐衝撃性PP製の定番モデルです。外寸が軽トラの荷台に収まりやすく、獲物の運搬にも使われることが多いサイズ感です。建設現場向けの商品ですが、猟師の荷台にもよく載っているタイプです。
※リンク先はAmazonの商品ページです。在庫や価格は変動する場合があります。
お手入れのヒント
狩猟後は、トロ舟を荷台から下ろし、水で洗い流して乾燥させておくと臭いの残りを防ぎやすくなります。血や泥が固まる前に洗うほうが、次の出番の準備も楽になります。
荷台に直接載せた場合と比べ、洗う場所を「舟だけ」に限定できるのも、トロ舟を使う利点のひとつです。
まとめ
トロ舟は、もともとコンクリート作り用の容器ですが、猟師のあいだでは獲物運搬用の定番道具として広く使われています。荷台を泥や血で汚さずに済むうえ、狩猟後の洗浄も舟だけに集中できる——シンプルながら、長く猟を続けるうえで地味に効く装備です。
軽トラに無線機のアンテナがあり、荷台にトロ舟が載っていれば、猟師の車かもしれない——そんな目印も、現場に慣れるうえで覚えておくと便利です。
猟隊に入るまでの話のように、人とのつながりから装備の知識が広がることもあります。獲物の処理には狩猟ナイフの選び方も参考になるでしょう。
HuntLogでは、装備の試用メモや出番の記録をイベントとして残せます。狩猟記録ガイドもあわせてご覧ください。

